許永中
許永中、このイトマン事件の主役が先日テレビに出演していました。
現在70才、在ソウルで今だに活躍中のようです。
何も語らず、長い服役を務めてきたのですから、もう少し面白い話をして欲しかったような気がしますが、
「 あの時は絵画を担保にして金を借りただけだ、金額は500~600億円で絵画に偽物は1点もなかった。
自分の頭の中は27年前で止まっている。 」、という内容の発言でした。
絵画の実際の価値だとか、借りた金は何処へ消えたのか、など突っ込み所はあったのでしょうが、本当の話など聞けるはずもありません。
許永中、伊藤寿永光、イトマン、住友銀行の物語は、日本の栄光と挫折を象徴する出来事だったと思っています。
彼の弁護をしていた、故田中森一弁護士の、「 反転・闇社会の守護神と呼ばれて 」 などは多くの人に読まれました。
この事件が映画やドラマになっていないのは残念です。
この事件の進行当時、私が何をしていたかを思い出すと、会社から1つの指示を受けていました。
「 M不動産の話を聞いて、海外不動産投資ファンドへの投資を検討せよ。」
もちろん海外投資なんて経験はありません。しかし私が聞いても理解出来ないと思いますけど、と言う訳にもいかず話を聞いてみることにしました。
この続きは明日。