dorandoronのブログ

千歳起点で17年度SFC修行を終えました。長時間飛行機に乗るのは苦手です。

千歳空港の冬対策の続き

話しが怪しくなってきました。

どうも出来上がっていたはずの冬対策に、ボロが出てきたようなのです。

空港の固定スボット (ターミナルに接続する位置 )
に留まっている飛行機を、

空港の指示によりオープンスボット ( 沖止めの位置 ) に移動させる。

これにより遅延している飛行機の渋滞を解消する。

これが一番目の対策です。

ここで千歳空港国際線の固定スボットを見ると、


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国際線は5機分しか固定スボットがありません。


アジア諸国からの国際線がかなり増えており、着陸は夕方から夜に集中しています。

5機分では足りていません。

つまり降雪の有無に関わらず、オープンスボットを
頻繁に使用しなければならない訳です。

その際必要になるのは、


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このような車輌を使用した地上支援業務です。

この業務は現在迄、ANAJAL・北海道空港の3社が請け負っていましたが、

業務を処理しきれないので、今年から3社が新たに参入しました。( FDAなど )

それでも車輌が不足して、国際線の処理が追い付かない可能性があるということです。

飛行機が着陸してオープンスボットに入っても、タラップ車が来ないと、

乗客が降りることも出来ません。

ここに雪が降っていると、地上支援業務が更に遅れることになります。

観光客の増加➡国際線の増便➡地上支援業務の増加

、この流れを予測していても物資、人員を手当て出来ていないようです。

これは降雪対策案を作ったのはいいけど、最初から無理な話を対策案に入れている、

と言われても仕方ないような気がします。

吹雪などに出会わなければ、問題は起こらないのですが 。( 当たり前ですね )