千歳空港の冬対策の続き
話しが怪しくなってきました。
どうも出来上がっていたはずの冬対策に、ボロが出てきたようなのです。
空港の固定スボット (ターミナルに接続する位置 )
に留まっている飛行機を、
空港の指示によりオープンスボット ( 沖止めの位置 ) に移動させる。
これにより遅延している飛行機の渋滞を解消する。
これが一番目の対策です。
ここで千歳空港国際線の固定スボットを見ると、
国際線は5機分しか固定スボットがありません。
アジア諸国からの国際線がかなり増えており、着陸は夕方から夜に集中しています。
5機分では足りていません。
つまり降雪の有無に関わらず、オープンスボットを
頻繁に使用しなければならない訳です。
その際必要になるのは、
このような車輌を使用した地上支援業務です。
この業務は現在迄、ANA・JAL・北海道空港の3社が請け負っていましたが、
業務を処理しきれないので、今年から3社が新たに参入しました。( FDAなど )
それでも車輌が不足して、国際線の処理が追い付かない可能性があるということです。
飛行機が着陸してオープンスボットに入っても、タラップ車が来ないと、
乗客が降りることも出来ません。
ここに雪が降っていると、地上支援業務が更に遅れることになります。
観光客の増加➡国際線の増便➡地上支援業務の増加
、この流れを予測していても物資、人員を手当て出来ていないようです。
これは降雪対策案を作ったのはいいけど、最初から無理な話を対策案に入れている、
と言われても仕方ないような気がします。
吹雪などに出会わなければ、問題は起こらないのですが 。( 当たり前ですね )