検査の夏
健康診断で心臓の異常が指摘されました。
取り敢えず心臓専門医の診察を受けたところ、
「大動脈弁閉鎖不全症」との診断です。
これは心臓から大動脈へ血液を送り出す際に、
血液が逆流するのを防ぐため、大動脈弁が閉じるべきところ、
何らかの理由で弁が完全には閉じなくなっているので、
血液の逆流が発生し、心臓に過剰な血液が滞留する状態になって、
心臓肥大を起こします。
これにより心臓に過剰な負担がかかってきますから、放置すると心不全を起こします。
私の病状はかなり進行していて、手術が必要ですとのことでした。
専門医は、「すぐに心臓外科を紹介します。」
とのことで今度は心臓外科を受診しました。
外科では、また一通り検査したのですが、
(エコー、CTなど)
「ちよっと病状がはっきりしないところがありますので、もう一つ検査しましょう。」
「経食道心エコー検査」です。
身体の外から検査するよりも、エコー装置を食道まで挿れて検査した方が、より近くから心臓の画像を見ることが出来ます。
全身麻酔で行う検査なので、検査中は意識がありません。
検査終了後、次週に結果を聞いてきました。
「大動脈弁が固くなって小さくなっているので、弁を保存する方法で手術するのは無理でしょう。弁を人工弁に取り替えるしかありませんね。」
↑
(ノД`)シクシク
「状態が良くなる可能性はありませんが、今現在自覚症状が軽いものであれば、直ちに手術をしなくてもいいと思います。6ヶ月経過観察して見ましょう。」
↑
(手術以外の治療方法はないので、経過観察=何もしないということです)
「分かりました。では6ヶ月後にまた来ます。」
直ぐに入院して心臓手術、なんていう非常事態が避けられたので、
ホッとして病院を後にしました。
しかし帰って来て考えて見ると、結局手術になるのなら、
先送りにしたところで、いいことあるのでしょうか。
それに6ヶ月後には、
この予約入れているんですけど。
どうすればいいのか今のところ分かりません。
他のドクターの意見も聞いてみようかなと思っています。