春節
中国の大イベントにあたる、春節シーズンに入りました。
新千歳の国際線発着便は13~22日の間に646便の予定で、
昨年より146便の増加と、中華圏の航空会社は新千歳に飛ばす便をかなり増やしています。
ところが、一括で民営化される予定の、道内の他の空港がどうもよろしくないようです。
函館空港は昨年、中国本土との定期便2路線が運休しました。
そして今回の春節シーズンは、中華圏内からのチャーター便がゼロという状況です。
釧路空港は16年の春節シーズンに、
チャーター便19便が運行されましたが、17年、今年と2年続けてゼロになりました。
帯広空港は16年に36便あったチャーター便が、今年は8便です。
つまり新千歳の発着枠を増やすと、他の空港へ飛ぶ便が減って、
新千歳便だけが増加する結果となっています。
新千歳に到着して、まず札幌のホテルに向かい、
そこから周辺の観光地を見て回る、という団体旅行が中心では、他の空港の出る幕がありません。
一括民営化は、新千歳の黒字で他の空港の赤字を補填する計画を否定しています。
( 赤字分は国と自治体の補助金で補填される予定 )
参加するグループがどのようなプランを持っているのか、
それともこれから考えるのか、現実的な計画を期待していますが、
なかなか難しいと思われます。
国土交通省は入口➡出口を分割して、
( 千歳に到着➡他の空港から出発、この逆もあり )
観光を広域的に展開するべき、という例を上げています。
一つの会社て複数の空港を運営するのだから、空港使用料などは弾力的に運用すればよい、ということだと思われます。
うまく行けばいいけど。