新幹線札幌駅
北海道新幹線の札幌駅を、何処に造るのか決定する期日が3月末に迫ってきました。
札幌市の主張する、現在の札幌駅 1、2番ホームを新幹線専用ホームに改築する案 ( 現駅案 )と、
JR北海道が主張する、現札幌駅の200m東に新幹線専用の駅舎を新築する案 ( 大東案 ) の2つの案のどちらかに決まる予定です。
現駅案の工事代金試算は570億円、これに対して大東案は625億円です。
JRは、この差額55億円をJRが負担するとして大東案を主張しています。
この案では駅舎はこの辺りに造られます。
ここは地下鉄東豊線札幌駅に近く、私個人的には便利です。
一方現駅案は地下鉄南北線札幌駅に連結しています。
札幌市と札幌の経済界は現駅案を支持です。
ではJRは何故新しい駅舎を造りたがっているのか?
JRは当初より、出来るだけ在来線の運行に影響を及ぼしたくない、
という主張をして来ました。
つまり現駅案では、在来線の運行本数をかなり減らさなければならないので、
駅舎を西か東に新築すべきであるとの意見です。
この考え方からあちらこちらを検討して、最後に今の大東案をまとめました。
これに対して現駅案は、ホームを若干狭くする修正などにより、
在来線への影響を殆ど無いようにしています。
どちらに決まるのかは予想がつきませんが、
JRについては、55億円の負担増に財政的根拠はありません。
ローカル線の存廃問題では、国の支援を待っている状況です。
つまり無い袖を振っているようにしか見えません。
まずJR北海道をどうするのかを、決めた方がいいかも。