北方領土観光
北方四島での日露経済活動官民調査団には、観光分野からも15人程度が派遣されていたようです。
日本からの観光客を送り込むために、観光業界がツアー先の開拓を進め、
観光客の消費により、ロシア側も利益を得るウィンウィンの関係を目指すとのことです。
このこと自体は通常の経済活動ですが、観光開発と領土問題との関係は不透明です。
現在はビザ無し渡航で墓参が認められている程度で、
日本政府は、ロシアのビザを取得することは、ロシアの主権を認めることになるとして、
四島への渡航自粛を国民に要請している形になっています。
ロシア側は、ロシアのビザが無ければ入国を認めないという立場です。
つまり北方四島への旅行は、国内旅行になるのか海外旅行になるのか明確にされていないので、
まず渡航枠組みを検討する必要があります。
日本政府はビザ無し渡航の拡充を求め、ロシア政府は、
北海道とサハリン州との短期ビザ相互免除を求めています。
どちらも国民の反発を考慮すると、簡単に妥協は出来ないでしょう。
ここが解決すれば、航空機や船舶などの渡航手段の具体化作業となります。
現在使用している空港、港湾がどの程度利用出来るのか、整備はどうするのか、
何か先の長そうな話ですけど、私が生きてるうちに果たして北方四島に行く機会があるのしょうか。
う~ん、難しいかな。