犬
数年に一度のトラブルが発生しました。
ホテル宿泊のお客様が、犬を連れてやってきたのです。
( ペットの同伴はもちろんお断りです )
予約する時は、そのことは黙ってて、車に乗せて連れてきてから、
夜は車に乗せておくからいいだろう、というゴリ押し作戦です。
( いいわけない )
こんな時に居合わせた、ついてない人はもちろん私です。
ダメです、とこちらが拒否すると、
「 少し前にフロントへ電話した時は、いいですと言った。」
誰だそんなこと言ったのは、ついつい真に受けて、冷静さを失ってしまいました。
すぐフロントに電話、出たのはやはりディズニー女子。
私はいきなり怒鳴りつけました。
「誰だ犬を同伴してもいいって言ったのは!絶対ダメに決まってるだろ。」
しかし敵もさるもの、私の剣幕に一切怯まず、
「 誰もいいなんて言ってません。電話があった時はきちんとお断りしました。
~さんこそお客様の言葉を真に受けてないで、もっと落ちついてこちらに確認して下さい。」
が~ん、若い女性にお説教されてしまいました。
ディズニー女子の言い分は正論であるため、私はあっさり降参して、へなへなモードへ転落。
「 わかったよ。」
精一杯意識を保って電話を切ろうとする私に、
「 来月私の誕生日なんですけど、教えてましたよね。」
傷心の私に追い打ちの一撃。
「 忘れてないよ。」
( 実は忘れてた )
よしよし。「 激辛 わさびの種 」をプレゼントしてやろう。
楽しみにしてろよ。
私は反省という言葉が嫌いなのでありました。
➕お客様には、ペットを乗せたままで入れられる
駐車場を紹介しておきました。
なんとかなったと思います。(たぶん)