外国人(のお客様)
英語を話すチャンスは常にあります。今日はこんなことが。
「プープー」 ➡ (内線の音です)
「はい~です。」
「ホテルフロント~です。すいません~さんちょっとお願いできませんか?」
おっと2年目のK子ちゃん(結構可愛い)だな。なんでも私に任せなさい。
などと適当なこと考えてた私に、
「今具合の悪いお客様が帰るところなんですけど、タクシー乗るまでお見送りしてもらえますか?
こちら今私一人なものですから。」
ふーむ、何か悪い予感がするんですけど。
「そのお客様って、まさか日本語を話せない人じゃないだろうね。」
「あ、そうなんです。外国人の親子2人連れのお客様です。」
「あのね、私は英語出来ないし、今ここには出来る人いないんだよね。無理じゃないかな。」
ここは逃げの一手しかない。人生は長いんだから頑張ってね、と言おうとしたんだけど、
「そんなこと言わないでお願いします。今私一人しかいないので困ってるんです。」
とか細い声を出すK子ちゃん。
「いいよ。ま、あまり話す必要はないんだろうから引き受けるよ。」
思わず、自分の意思とはまるで反対の答えを口にしてしまいました。(情けない)
さてそのお客様はと、
来た来た。何だか足に包帯巻いて、松葉杖使ってるけど、まともに歩けないみたいだぞ。
具合が悪いんじゃなくて、怪我してんじゃないの。
これでタクシー乗って、その後飛行機に乗るなんて大丈夫なの?
私の頭は真っ白になって、その後はその親子(怪我してるのは母親で、もう一人はその息子さんでした)がタクシーに乗るまであっという間に感じました。
飛行機の出発時刻には間に合ったと思うけど、(何とか時間は聞けた)
何で怪我したかは母親が私に話してたようなんだけど、理解出来ませんでした。
外国旅行で怪我や病気して、言葉が通じないとほんと大変です。
自分は一人で飛行機乗ってるので、リスクが小さくないことがよく分かりました。
病気は仕方ないけど、怪我には気を付けないといけませんね。
タクシーの窓から、母親が私に頭を下げているのが見えました。
少しだけほっとしました。
やっぱりもうちょっと英語何とかしたほうが、と思ってはいるのですが。